おかげさまで、WHOの役割や日本WHO協会の活動に、多くの団体や機関から関心が寄せられています。 2022年 7月には、小学校、大学、医療機関、国際交流協会などで講演をさせていただきました。
愛知県の小学校 6 年生の 120 名に「世界のこどもたちとWHOの役割」というオンライン授業をする機会をいただきました。 WHOの活動や世界の現状を知ることができ、もっといろいろなことを調べてみたいと思ったといった、講義後の子どもたちのすなおな感想に励まされました。
大学の講義では、医学部や看護学部の学生たちに、プライマリヘルスケア(PHC)、難民、母子保健などの講義をしました。 どのクラスにも何人かは、将来はアジアやアフリカで仕事したいから医学部や看護学部を受験したという学生がいました。 新型コロナウイルス感染症で海外渡航が制限されているなかで、学生たちには、こう語りかけています。
「アジアやアフリカのフィールドに行くのは、なかなか困難です。ただ、これは一時(いっとき)のこと。お互いに国を超えて、グローバルヘルスの協力や交流しなければいけないときが、かならずやってきます。 そのときのために、いまはじっと待つとき。 古今東西、風待ち港やオアシスでの出会いや学びがその後の大きな飛躍につながる旅人は少なくありませんでした。」
これからも、小中学生や高校生、大学生など、未来のグローバルヘルスを担う若者たちへの講義は積極的に引き受けていきたいと考えています。何とぞよろしくお願いします。
2022年 8月24日、25日に、「第 13 回母子手帳国際会議(カナダ・トロント)」がオンライン開催されます。 また、2022年9月には、「第8回アフリカ開発会議(TICAD8・チュニジア)」においても、母子手帳関連のオンライン・サイドイベントを企画中です。 ホームページなどでお知らせしていきます。 これからも、世界とつながりながら、日本国内でのネットワークを充実していきたいと考えています。
今後も日本WHO協会をご支援のほど、よろしくお願いします。
公益社団法人 日本WHO協会
理事長 中村安秀