「関西グローバルヘルス(KGH)の集い」オンラインセミナー第3弾《COVID-19からの学びは国境を越えて》
第1回 保健ボランティア なぜ、日本には活躍の場がないのか?
- とき : 2021年 5月12日 (水) 19 : 00 – 20 : 30
- 話題提供 : 中村安秀さん(日本WHO協会)
- コメンテーター (五十音順)
- 小松法子氏(創価大学看護学部)
- 佐伯壮一朗氏(大阪大学医学部)
- 島戸麻彩子氏(University College London医学部医学科)
- 仲佐保氏(シェア=国際保健協力市民の会)
- ミニ ・ パネルディスカッション
参加方法;申込みフォームからお申込み下さい。
(問合せ先);メールでお問合せ下さい。 kansai.gh.tsudoi@gmail.com
~話題提供者から~
COVID-19で外出制限が厳しくなり、医療者がコミュニティに入っていけないなか、世界の多くの国では保健ボランティアが活躍した。赤十字のボランティアが活躍したイタリア、医学生が診療の手伝いをした英国、平時から活動していた保健ボランティアが地域に密着し病院や行政と住民の間をつないだ多くの低中所得国。
なぜ、日本では保健ボランティアが活躍する余地がなかったのか? 医療崩壊の寸前で人手が不足している状況にもかかわらず、平時のしきたりと論理が優先する。この硬直した社会構造はジリアン・テットが『サイロ・エフェクト』で指摘した高度専門化社会の罠を彷彿とさせる。保健ボランティアの課題を真摯に追求することで、変わらなければならない日本社会の姿が見えてくるはずである。