日本WHO協会からのお知らせ

4月7日は世界保健デー。テーマは「健康格差」です。

世界保健機関(World Health Organization : WHO)は1948年4月7日に、すべての人々の健康を増進し保護するため互いに他の国々と協力する目的で設立されました。その設立日を記念して、4月7日は世界保健デー(World Health Day)。世界中の国々で、健康や医療に関するセミナーや啓発キャンペーンが行われています。

ことしの2021年の世界保健デーのテーマは「Health Inequity(健康格差)」です。
WHOでは、COVID-19のもとでの健康の格差の解消に向けたメッセージを発信しています。

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WHO World Health Day:世界保健機関(WHO)世界保健デー
「Building a fairer, healthier world」(より公平で、より健康な世界を創る)

2021年4月7日の「世界保健デー」に、私たちは皆さん方をご招待させていただきます。より公平でより健康な世界を創るための新しいキャンペーンにご参加ください。詳細は追ってお知らせしますが、なぜこのようなキャンペーンを行うのかをご紹介します。
私たちの世界は不平等です。
COVID-19は、他の人に比べて健康的な生活を送ることができ、保健医療サービスをすぐに受けることができる人たちがいることを明白にしました。すべて、出生し、成長し、生活し、労働し、年齢を重ねてきた状況や地位によるのです。
世界各地で、大変な苦労をしている人たちがいます。日々の収入が少なく家計のやりくりが大変、住宅環境や教育が劣悪、雇用機会が乏しい、男女間の不平等がより大きくなった、そして、安全な環境、きれいな水や空気、食料の確保、保健サービスへのアクセスがほとんどない人たちです。これらは、不必要な苦痛をもたらし、本来なら避けられた病気にかかり、死期を早めることにつながります。そして、私たちの社会や経済に害を与えることになります。
不公平だというだけでなく、予防することができるのです。だからこそ、私たちは指導者たちに、すべての人が健康につながる生活や労働環境を確保することを求めています。 同時に、指導者たちには、健康上の不公平さを監視し、すべての人が必要なときに必要な場所で質の高い保健医療サービスを受けられるようにすることを求めています。
COVID-19はすべての国に大きな打撃を与えました。その影響は、以前から脆弱な状態にあったコミュニティを最もきびしく直撃しました。これらのコミュニティでは、よりCOVID-19にかかりやすく、質の高い保健医療ケアを受けることができず、パンデミック(国際的な大流行)を食い止めるために実施された対策の結果としての有害な事象にさらされているのです。

公益社団法人 日本WHO協会(仮訳)

より詳細な情報を入手したい場合は、ぜひWHOホームページで原文をご確認ください。
なお、日本語版に関する責任はすべて日本WHO協会にあります。
原文と日本語訳の間に何らかの不整合が生じた場合は、原文が優先します。

原文は下記URLをご覧ください。

https://www.who.int/campaigns/world-health-day/2021

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