日本WHO協会からのお知らせ

關 淳一 先生を偲ぶ

2010年 4月から2018年 6月まで日本WHO協会理事長として、リーダーシップを発揮された關 淳一 (せき ・ じゅんいち) 先生が2024年 6月 9日にお亡くなりになりました。

日本 WHO 協会の役員 ・ 職員一同、謹んで哀悼の意を表します。

(写真左側は、WHO 前事務局長 マーガレット ・ チャン 氏)

祖父は、御堂筋の拡幅など大大阪時代の全盛期に大阪市長を務めた關 一 (せき ・ はじめ) 氏。大阪市立大学医学部卒業。 内科医。大阪市環境保健局長、大阪市助役を経て、2003年 第 17 代 大阪市長に就任されました。

その後、2010年 4月から2018年 6月までの 8 年間にわたり、日本 WHO 協会の激動の時期の理事長として、強力なリーダーシップを発揮されました。 業務運営と WHO のロゴ使用に関して厚生労働省より改善勧告を受け、事務局を京都から大阪に移転したばかりの時期に、清廉潔白を旨とする關淳一先生が理事長として組織体制を一新されました。 具体的には、WHO 神戸センターとの協働セミナーを実施し、WHO 本部のファクトシートの翻訳出版権を付与され、公益法人格を取得するなど、日本 WHO 協会の事業の展開に大いに貢献されました。

關先生でなければ成しえなかった改革の種が実り、おかげさまで現在は、機関誌『目で見る WHO』の充実、『関西グローバルヘルスの集い (KGH) 』の発展、4月 7日の「世界保健デー」の定着化など、日本 WHO 協会の活動が広まっています。 理事長をやめられた後も、機会あるたびに事務局に立ち寄られ、あるいはセミナーに顔を出されていたお姿が目に浮かびます。 大変寂しくなりますが、私たちは關先生の思いを引き継いで、今後もグローバルな視点からWHO憲章の理念を掲げ、世界の人々の健康とウェルビーイングにつながる活動に取り組んでいきたいと思います。

公益社団法人 日本WHO協会
理事長 中村安秀

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