9月6日に国立国際医療研究センター(NCGM)で第3回WHO協力センター(WCC)連携会議が開催されました。
葛西健WHO西太平洋地域事務局長、野崎慎二郎WPROコンプライアンス・リスクマネジメントオフィサーのご出席のもと、全国36か所のWHO協力センター(WCC)のうち、30か所が参加しました。葛西健WPRO事務局長より、WPRO地域の課題と今後の対策について施政方針演説があり、活発な質疑応答が行われました。その後、参加したWCCすべてが3分間のスピーチを行いました。感染症や母子保健といった従来からの分野だけでなく、非感染性疾患(NCDs)、伝統医学、障がい者、口腔保健、環境医学など多岐にわたるWCCの活動が紹介されました。
持続可能な開発目標(SDGs)の時代になって、国際保健の課題は多様化し、深い専門性に基づいたエビデンスが求められるようになりました。これだけ多くのWHO協力センターが日本に存在することは大きな財産だと再認識しました。日本WHO協会としても、『目で見るWHO』でWCCの活動を紹介させていただくことを通じて、全国のWCCのすばらしい活動の広報や社会還元のお手伝いをさせていただく所存です。従来から行っているWHOインターンの支援はもとより、何か必要なことがあれば、どうぞ声をかけてください。
今後とも、皆さま方のご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願いします。
理事長 中村安秀