エボラウイルス病
キーファクト(主要な事実)
- いくつかのタイプのエボラ出血熱を予防するワクチンは、アウトブレイク時のエボラ出血熱の蔓延を抑えるために使用されています。 その他のワクチンも開発中です。
- 水分補給や症状への対処など、早期の支持療法が生存率を向上させます。
- WHOは、エボラ出血熱の治療において、2 つのモノクローナル抗体治療薬、mAb114 (Ansuvimab ; Ebanga) とREGN-EB3 (Inmazeb) の使用を強く推奨しています。
- エボラ出血熱の症例致死率は平均 50 % 程度です。 過去のアウトブレイクでは、状況や対応によって症例致死率は 25 ~ 90 % と変動しています。
- 優れたアウトブレイク対策は、患者のケア、感染予防と管理、疾病サーベイランスと接触者追跡、優れた検査サービス、安全で尊厳ある埋葬、社会動員など、多くの種類の行動を取ることに依存します。
- 集団発生をうまく制御するためには、地域社会の取り組みが鍵となります。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい。
厚生労働省検疫所ホームページ :エボラウイルス病について (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。