健康リテラシー

キーファクト(主要な事実)

  • 健康リテラシーとは、日々の活動、社会的交流、そして世代を超えて蓄積される個人の知識と能力を表します。
  • 健康リテラシーは、人々が自分自身と周囲の人々の健康とウエルビーイングを促進し維持するような方法で、情報やサービスにアクセスし、理解し、評価し、利用することを可能にする組織構造と資源の利用可能性によって媒介されます。 これは、組織の健康リテラシーと呼ばれることがよくあります。
  • 例えば、アメリカ合衆国では、健康リテラシーは、所得、雇用形態、教育レベル、人種や民族グループよりも、個人の健康状態を予測する強い要因となっています [1] 。
  • ヨーロッパの経済先進国でさえ 、多くの子ども、青年、成人は健康リテラシーが不十分です [2] 。
  • WHO ヨーロッパ地域の調査によると、人々の健康リテラシーは社会的勾配 (social gradient)に 沿っており、既存の不平等をさらに強める可能性があります [2] 。
  • 健康リテラシーは健康の決定要因です。

[1] Weiss Health literacy and patient safety: help patients understand. Manual for clinicians :

Health literacy and patient safety: Help patients understand (hhvna.com)

http://www.hhvna.com/files/Courses/HealthLiteracy/Health_Literacy_Manual_AMA_Revised.pdf

[2] Health literacy in Europe: comparative results of the European health literacy survey (HLS-EU) - PMC (nih.gov)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4668324/

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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