腰痛
キーファクト(主要な事実)
- 2020 年には世界中で 6 億 1,900 万人が腰痛 (LBP) に悩まされており、主に人口増加と高齢化により、症例数は 2050 年までに 8 億 4,300 万件に増加すると推定されています [1] 。
- LBPは、世界中で障がいの主な原因となっており、最も多くの人がリハビリテーションの恩恵を受ける可能性のある症状です。
- LBP はどの年齢でも経験する可能性があり、ほとんどの人が人生で少なくとも 1 回は LBP を経験します。
- 有症率は 80 歳まで年齢とともに増加しますが、LBP症例数が最も多くなるのは 50 ~ 55歳 です。 また、LBP は女性に多く見られます [2] 。
- 非特異的 LBP は、LBP の最も一般的な症状です ( 症例の約 90 % ) 。
[1] GBD 2021 Low Back Pain Collaborators. Global, regional, and national burden of low back pain, 1990-2020, its attributable risk factors, and projections to 2050: a systematic analysis of the Global Burden of Disease Study 2021. Lancet Rheumatol 2023: 5: e316-29.
[2] GBD 2019: Global burden of 369 diseases and injuries in 204 countries and territories, 1990–2019: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2019.
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文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。