緊急時のメンタルヘルス

キーファクト(主要な事実)

  • 非常事態に遭遇した人々のほとんどは、心理的苦痛を経験します。 ほとんどの人々は、時間の経過とともに軽減していきます。
  • 過去10年間の戦争や紛争では、5 人に 1 人 ( 22 % ) がうつ、不安、外傷後ストレス障害、双極性障害あるいは統合失調症を発症しています。
  • 重度の精神障害を有する人々は、非常事態に特に脆弱であり、メンタルヘルスケアや基本的なニーズへの支援を必要とします。
  • 国際的な指針では、基本的サービスから診療まできめ細かいレベルのサービスが必要であるとしています。 また保健対応の一環として、緊急時のメンタルヘルスの問題に対して、直ちにメンタルヘルスケアを利用できるようにする必要があるとしています。
  • 非常事態は悲劇的なものであり、メンタルヘルスへの悪影響をもたらしますが、必要とする人々のための持続可能なメンタルヘルスシステムを構築する機会であることも示しています。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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