ワンヘルス
キーファクト(主要な事実)
- ヒト、動物、生態系の健康は密接に関連しています。 これらの関係が変化することで、新たな人や動物の病気が発生し、拡大するリスクが高まります。
- ヒト、動物、環境の健康は密接に関連しているため、関連する部門間の緊密な協力、コミュニケーション、調整が必要です。
- ワンヘルスとは、ヒト、動物、生態系を別々の分野とせず、それらを統合して最適化するアプローチです。
- 世界的に報告されている新興感染症の約 60 % は、野生動物および家畜の両方から発生しています。 過去 30 年間に 30 以上の新しいヒトの病原体が検出されましたが、そのうちの 75 % は動物に由来するものです。
- 人間の活動やストレスの多い生態系は、病気の発生や拡大の新たな機会を作り出しています。
- これらのストレス要因には、動物の取引、農業、畜産業、都市化、採取産業、気候変動、生息地の分断、野生地域に対する侵食などが含まれます。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。