変形性関節症
キーファクト(主要な事実)
- 2019年には、世界中で約 5 億 2,800 万人が変形性関節症を患っており、 1990年以来 113 % 増加しています [1] 。
- 変形性関節症を患っている人の約 73 % は 55 歳以上で、60 % が女性です [1] 。
- 有病率は 3 億 6,500 万人で、罹患する関節は膝が最も多く、次いで股関節、手関節となっています [2] 。
- 変形性関節症を患っている 3 億 4,400 万人が、リハビリテーションの恩恵を受ける可能性のある重症度レベル (中等度または重度) を経験しています [3] 。
- 人口の高齢化と肥満と外傷の増加に伴い、変形性関節症の有病率は世界的に増加し続けると予想されます。
- 変形性関節症は、加齢による不可避的なものではありません。
[1] GBD 2019: Global burden of 369 diseases and injuries in 204 countries and territories, 1990–2019: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2019. https://vizhub.healthdata.org/gbd-results/.
[2] Long H, Liu Q, Yin H, Diao N, Zhang Y, Lin J et al. Prevalence trends of site-specific osteoarthritis from 1990 to 2019: Findings from the global burden of disease study 2019. Arthritis Rheumatol 2022; 74(7): 1172-1183.
[3] Cieza A, Causey K, Kamenow K, Wulf Hansen S, Chatterji S, Vos T. Global estimates of the need for rehabilitation based on the Global Burden of Disease study 2019: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2019. Lancet. 2020 Dec 19; 396(10267): 2006–2017.
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。