塩分の削減
重要事項
- ナトリウムの摂りすぎ(2g/日を超える量。5g塩/日に相当)とカリウム摂取不足(3.5g/日未満)は高血圧の一因となり、心疾患および脳卒中のリスクを増大させます。
- 食事中の主なナトリウムは塩に含まれますが、世界中で調味料として使われているグルタミン酸ナトリウムにも含まれます。
- ほとんどの人は、 1 日平均 9~12 グラム、または推奨される最大摂取量の 2 倍前後の塩分を過剰に摂取しています。
- 成人の食塩摂取量が 1 日 5 グラム未満であれば、血圧を下げ、心血管疾患、脳卒中、冠動脈性心臓発作のリスクを減らすのに役立ちます。塩分摂取量を低下させる主な利点は、高血圧の低下です。
- WHO 加盟国は、 2025 年までに世界の人々の食塩摂取量を 30% 削減することで合意しています。
- 食 塩摂取量を減らすことは、国が人々の健康を改善するために講じることができる最も費用効果の高い対策の一つであることが確認されています。
- 世界の食塩摂取量を推奨レベルまで減らせば、毎年 250 万人の死亡を予防することができると推定されています。
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文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。