腸チフス
キーファクト(主要な事実)
- 2019 年の時点で、推定 900 万人が腸チフス罹り、毎年 11 万人が死亡しています。
- 症状には、長引く高熱、疲労感、頭痛、吐き気、腹痛とともに、便秘か下痢の症状がある。 患者の一部には、発疹も現れる。重症の場合には重篤な合併症を起こしたり死に至ることもある。
- 様々な種類の抗生物質耐性が増加しており治療が複雑になっているものの、腸チフスは抗生物質で治療が可能です。
- 腸チフス結合型ワクチンは、生後 6 ヶ月からの小児と、45 歳または 65 歳 (ワクチンによって異なる) までの成人への使用が推奨されています。
- 腸チフス予防には、永年にわたり2種類のワクチンが使われてきました。 2017年12月に、免疫が長期間持続する新しいチフス結合型ワクチンが、WHOにより事前認定されました。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改訂前)
厚生労働省検疫所ホームページ :腸チフスについて (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。