WHO最新ニュース

COVID-19が子供の死亡率を後戻りさせる

WHO、ユニセフ、国連経済社会局、世界銀行グループが発表した新しい死亡率の推定によると、世界の5歳未満の死亡者数は、1990年の1250万人から2019年には520万人まで大きく減少しました。
しかし、今回のCOVID-19パンデミックによって保健サービスが大幅に中断し、これまで困難のうちに成し遂げてきた数十年間の取組みを台無しにする危険性があります。
最近のWHOの調査では、52%の国で病気の子どもへの保健サービスが中断し、51%の国で栄養不良の管理サービスが中断していることが明らかになりました。
国際社会が予防できる子供の死亡を根絶する道のりはまだ程遠く、COVID-19パンデミックへの対応はその進捗をとめることになっています。女性は感染を恐れるあまり出産のために病院に行かなくなっています。
ジョンズ・ホプキンス大学の5月の初期モデリングでは、COVID-19による混乱が原因で1日あたり約6000人の子どもの死亡が増加する可能性があることが示されました。
出産時ケアに熟練した保健ワーカーの確保や、出産に関するサービスや産前産後ケアを立て直し改善するための早急な行動が必要です。

記事の詳細はWHOのウェブサイトをご覧ください。(英文)

WHOインターンシップ支援
メールマガジン登録

刊行物(目で見るWHO)
賛助会員募集中