WHOは、105か国を対象としたCOVID-19パンデミック以降の保健サービスの状況調査報告 (パルスサーベイ) を公表しました。
それによると90%の国で医療サービスが混乱し、多くの日常的および予約サービスが停止されていると報告されています。この傾向は特に低・中所得国で著しくなっており、がん検診、HIV治療など重要なサービスが中断に直面しています。この調査は保健システムの問題点を洗い出し、パンデミック及びそれ以後の医療体制の戦略を考えるものになるでしょう。COVID-19はすべての国にとって、健康とは二者択一とするものではないという教訓を与えています。つまり緊急時への対応と同時に人の一生に亘る医療サービス体制への投資も両立させなければなりません。