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乳がん患者、部位別患者数でトップに

今年の世界対がんデー (2月4日) のスローガンは『I can and I will』です。

国際がん研究機関 (IARC) が2020年12月に発表した統計によると、乳がんは現在、最も多く診断されているがんとして肺がんを抜きました。

WHOは世界対がんデーに、2021年後半に開始される新しい世界的な乳がん対策を確立するための第1回の会議を開催します。WHO、IARC、国際原子力機関、その他の多分野のパートナーが協力して取り組むこの取り組みは、乳がんによる死亡者数を減少させることを目指します。

過去20年間で、がんと診断される人の総数は、2000年の推定1000万人から2020年には1930万人と、ほぼ倍増しています。現在、世界では5人に1人が生涯のうちにがんを発症すると言われています。がんと診断される人の数は今後数年間でさらに増加し、2040年には2020年に比べて50%近く増加すると考えられています。

がんによる死亡者数も増加しており、2000年の620万人から2020年には1,000万人となっています。死亡者の6人に1人以上ががんによるものです。

子宮頸がんの撲滅を加速させる世界戦略と目標が2020年の世界保健総会で採択されたことで、子宮頸がんへの取り組みに弾みがつきました。2030年に向けて3つの目標が設定されています

  • 女子の90%がHPVワクチンの完全接種を受ける
  • 女性の70%が検診を受ける
  • 子宮頸がんと診断された女性の90%が治療を受ける

記事及び詳細はWHOのウェブサイトをご覧ください。(英文)

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