WHOが実施した「パルスサーベイ」の第2回目の調査によると、COVID-19パンデミックから1年以上が経過しても、実質的な混乱が続いており、約90%の国が依然として基本的な保健サービスに1つ以上の障害が発生しています。
2020年には、平均して約半数の必須保健サービスが中断されていましたが、2021年の最初の3ヵ月間では、中断されているサービスは3分の1強に減少しており、進展があったと報告されています。
半数以上の国が、医療従事者を増やすためにスタッフを増員したこと、患者を他の医療施設に振り向けたこと、在宅サービスの充実や治療薬の数ヶ月分の処方、遠隔医療の利用拡大など、ケアを提供するための代替手段に切り替えたと報告しています。
各国はCOVID-19対応のため、他の保健医療のサービスに悪影響が及ぶこともあり得るという選択を迫られており、COVID-19への対応のためにスタッフを再配置したり、保健施設やサービスの一時的な閉鎖が続いています。