妊娠中に駆虫薬治療を受けた母親は、生後4週間以内に新生児が死亡するリスクを14%減らすことができ、さらに低出生体重を防ぐことができます。
本研究は、95の人口保健調査のデータセットを用い、800,000件以上の出生についてデータ収集されたものです。出生履歴を利用して、低所得国56カ国における1998年から2018年までの出生を対象とした調査の結果、妊産婦ケア中の定期的な駆虫薬が新生児死亡率や低出生体重児によい影響をもたらすことが判明しました。
WHOの「土壌伝染性蠕虫症の対策と予防のための世界プログラム」では、子どもと生殖年齢の女性に定期的な駆虫を行うことを推奨しています。