今年度の世界保健総会において、健康危機プログラム独立監視 ･ 諮問委員会 (IOAC) の委員長から以下の声明が発表されました。
《声明骨子》
- 数多くの評価、レビュー、アセスメントにより、パンデミックへの準備と対応におけるギャップと弱点が明らかになっている。
- 今こそWHOを強化するとともに、連帯と公平性に基づき健康を志向する、一体となった世界構造に変革するために大胆な決断を下すべき時である。
- WHOがその統治構造の中心となり、194の加盟国のネットワークをつなぎ、共同で勧告を実施することができるようにしなければならない。
- 世界はWHOに指針を求めているが、その目的を果たすためには、WHOはパンデミックの予防と対応を調整するために必要な権限と資源で強化されていなければならない。
- IOACは将来もWHOが義務を負託されていると考えるが、加盟国とパートナーは、世界中の人々の健康を守るという役割をWHOが果たすためには、それぞれの役割も果たさなければならない。グローバルヘルスは、まさに共通の責任である。
