今年の4月の国連総会決議で7月25日は世界溺水防止デーとなりました。
毎年、少なくとも 23 万 6 千人が溺れており、溺死は 1 歳から 24 歳までの子どもと若者の死因の上位 10 位に入っています。
溺死の 90 % 以上は、低 ・ 中所得国の河川、湖、井戸、家庭用貯水槽で発生しています。溺死者の半数は、西太平洋地域と東南アジア地域で発生しています。しかし、人口 10 万人あたりの溺死率は、西太平洋地域が最も高く、次いでアフリカ地域となっています。
世界溺死予防デーに先立ち、WHOは「デイケアの提供と基本的な水泳 ・ 水の安全技術による溺死の予防に関するWHOガイドライン」を発表しました。このガイドラインでは、6 歳未満の子どもへの日常における注意点と、6 歳以上の子どもへの基本的な水泳技能と水の安全トレーニングを取り上げています。