WHOとユニセフの報告書には、基本的な水 ・ トイレ ・ 衛生習慣 (WASH : Water, Sanitation and Hygiene) サービスを誰でもが利用できる世界の実現に向けた進捗が報告されています。
それによると、2020年には、約 4 人に 1 人が自宅で浄化処理された飲料水を利用できず、世界人口の約半数には安全な衛生設備 (トイレ) がありませんでした。また、パンデミックの発生時には、世界の 10 人に 3 人が自宅で石鹸と水を使って手を洗うことができませんでした。
実現に向けた進捗速度を 4 倍に加速させなければ、2030年になっても、世界の何十億もの人々が各家庭で安全な飲料水、衛生設備、衛生サービスを利用できないだろうとされています。