世界患者安全デー (World Patient Safety Day) は、2019年の世界保健総会で「患者安全に関するグローバルアクション」に関する決議により制定されたもので、毎年 9月17日に実施されます。
今年のテーマは、Safe maternal and newborn care (安全な妊産婦 ･ 新生児ケア) 、スローガンは、Act now for safe and respectful childbirth (安全で尊敬される出産のために今すぐ行動を) です。 母体と新生児のケア、特に被害が最も多く発生する出産前後のケアにおける安全性を優先して取り組む必要性があります。
毎日、約 5400 件の死産が発生し、810 人の女性が命を落とし、6700 人の新生児の命が失われています。このことは、COVID-19パンデミックによる医療サービスの中断がさらに状況を悪化させている中で、特に重要です。
出産時の女性の経験は、ジェンダー平等や暴力の問題にも影響されるため、世界患者安全デーでは、尊重されたケアという重要な概念と、その安全性との関連性を強調しています。
