8月1日~7日は世界母乳育児週間です。
生後 1 時間以内に母乳育児を開始し、6 ヵ月間は完全母乳で育て、2 年以上母乳育児を続けることができれば、衰弱や肥満など子どもを栄養不良から守ることができます。また、母乳育児は赤ちゃんの最初のワクチンの役割を果たし、多くの一般的な病気から赤ちゃんを守ります。
過去 40 年間で母乳育児率は向上しており、世界的には完全母乳育児の割合が 50 % 増加していますが、COVID-19のパンデミックは、こうした成果のもろさを浮き彫りにしています。いくつかの国では、ベビーフードの生産者が、母乳育児によってCOVID-19が感染するという根拠のない不安を煽り、母乳育児に代わる製品を販売することで、栄養不良のリスクを増大させています。
今年の世界母乳育児週間は、「母乳育児の保護 : 皆で担うもの」をテーマとしています。
ベビーフード業界による強引なマーケティングから母親を守るために制定された「母乳代用品のマーケティングに関する国際規範」が、政府、医療従事者、業界によって完全に実施されるようにならなければなりません。