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熱帯病の治療資源がパンデミックでひっ迫

COVID-19のパンデミックとの戦いが続く中、顧みられない熱帯病 (NTDs) の治療やケアに中断や遅延が生じています。

WHOによると、109 カ国のうち、44 % が治療提供サービスに混乱を生じ、60 % の国で大規模、かつ深刻な治療プログラムの中断が生じています。 調査対象国の少なくとも 4 分の 3 は、NTDスタッフをCOVID-19の活動に振り向けていました。 このうち 10 % の国は、すべてのNTDスタッフをパンデミック関連の活動に再利用したことを確認しています。

こうした混乱が長引けば長引くほど、NTDsが蔓延する可能性が高くなり、数十年にわたるプログラムの拡大によって得られた進歩が台無しになる危険性があります。

WHOは引き続き、各国や実施パートナーに対して、介入の再開や実施に関するガイダンスや支援を行っています。 また、COVID-19の症例定義と重なるNTDsへの対応や、NTDsに罹患していてもCOVID-19の兆候や症状を示す人への対応を検討しています。 なおWHOは、COVID-19に対してイベルメクチン (広域寄生虫薬) の使用を、臨床試験を除いて推奨しないことを改めて表明しました。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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