WHO最新ニュース

WHO : コロナ飲み薬モルヌピラビルのライセンス契約を歓迎

WHOとUnitaidは、メルク社MSDが開発中の新型コロナウイルスの飲み薬「モルヌピラビル」を安価に普及・促進するために、医薬品特許プールMedicines Patent Pool (MPP) とメルク社が自主的なライセンス契約を締結したことを歓迎しました。

(注) Unitaid・・・ユニットエイド : 世界の保健衛生に貢献する革新ファシリティ

今回のMPP / MSD社のライセンス契約は、WHOの勧告やその他の規制当局の認可を待って、世界中のジェネリック医薬品企業がより手頃な価格の製品を作ることを可能にします。この契約により一刻も早くこの治療薬の使用が実現する一歩となります。 これにより、特許侵害を回避し、本来であればライセンス許諾の対象となる 105 の低 ・ 中所得国において、医薬品の承認から入手可能になるまでの期間が短縮されます。 近い将来、同社が他の主要国を契約の範囲に含めることが期待されています。

ワクチン、治療薬、診断薬を開発している他の企業は、可能な限り早く、オープンで透明性の高いライセンスを検討すべきです。 特に、パンデミックを終わらせるためには、すべての国で広範な供給と手頃な価格を確保する必要があるCOVID-19の有望な医療技術についてはなおさらです。

WHOはCOVID-19テクノロジーアクセスプール (C-TAP) の原則に沿って、非独占的で透明性のあるライセンスを交渉したMPPを賞賛します。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

WHOインターンシップ支援
メールマガジン登録

刊行物(目で見るWHO)
賛助会員募集中