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妊産婦死亡を防ぐ世界目標

WHOと国連人口基金 (UNFPA) は、妊産婦死亡の削減に向けた重要な 5 つのターゲットを発表しました。

妊産婦死亡率は2000年から2017年にかけて 3 分の 1 以上減少しましたが、毎日推定で 810 人の女性が、妊娠 ・ 出産の合併症が原因で亡くなっています。 そのほとんどが、感染症や妊娠 ・ 出産中または出産後の合併症など、予防や治療が可能な原因によるものです。

世界は持続可能な開発目標 (SDG) 3.1 の「妊産婦死亡の削減」の進捗計画から大きく立ち遅れており、早急な対策が求められています。

SDGsを達成するために、2025年までに達成すべき目標とマイルストーンを新たに以下のように設定しました。

  1. 90 % の妊婦が 4 回以上の妊婦健診を受けること (2030年までに 8 回にすることを目指す) 。
  2. 熟練した医療従事者が 90 % の出産に立ち会う。
  3. 出産したばかりの女性の 80 % が、出産後 2 日以内に産後ケアを受ける。
  4. 人口の 60 % が、移動時間 2 時間以内に産科救急医療を受けられる。
  5. 65 % の女性が、性的関係、避妊具の使用、リプロダクティブ ・ ヘルスに関して、十分な情報を得た上で、自ら意思決定できるようにする。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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