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世界ハンセン病デー : ハンセン病は社会差別の象徴

WHOハンセン病制圧大使の笹川陽平氏から次のようなメッセージ (要約) が発信されました。
(世界ハンセン病の日;1月27日)

  • 2021年 9月にWHOが発表した2020年のデータでは、新規患者数が前年比 37 % 減となりました。これは、多くの国で、パンデミックによって、症例発見や治療などのハンセン病対策が中断していることを示します。 ハンセン病患者の発見や治療が遅れると、不可逆な身体障がいにつながるため、これらのサービスを継続することが不可欠です。 そのため、政府関係者や医療関係者に「Don’t forget leprosy(ハンセン病を忘れない)」キャンペーンへの協力を呼びかけています。
  • ハンセン病に伴う差別は、旧約聖書の時代から現代に至るまで、人種や国に関係なく世界中に存在しています。 多くのハンセン病回復者にとって、治った後も差別がなくならないのは、社会が病んでいることを物語っています。 ハンセン病の差別問題を解決できれば、世界のあらゆる人権問題を解決するモデルになると確信しています。
  • 私たちは地球上で唯一、理性を与えられた生物です。 ハンセン病回復者が直面する社会からの烙印に理性で立ち向かい、社会から差別という病気をなくし、過去の過ちを繰り返さないようにしましょう。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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