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性と生殖に関する健康と権利 : 夢ある仕事を振り返る

2021年12月、Ian Askew氏は国連特別計画 (HRP) 、WHOの性と生殖に関する健康 ・ 研究 (SRH) 部門のディレクターを退任しました。 ここでは、彼は自身の40年間にわたる経歴を振り返り、また、次の50年に向けての期待を次のように述べています。

私はHRPの50年のうち、40年を直接目撃することができたことを光栄に思っています。 実際、私が最初に就いた仕事は1980年、月経のパターンと認識に関するHRPの多国間調査のアシスタントでした。

この調査は、HRPのアプローチと影響を示す典型的なものでした。 このプロジェクトは、世界人口の半分以上が経験しているにもかかわらず、研究対象となることがほとんどない、社会文化的・政治的に非常にセンシティブなテーマを扱ったものです。 このプロジェクトには10カ国のチームが参加し、国別のメタアナリシスと比較メタアナリシスを実施しました。 何千人もの女性から提供されたデータによって、月経に関するエビデンスが大幅に拡大し、状況に応じた新たな知識が生み出され、新しい避妊技術の開発やその提供方法について情報を提供することができたのです。

私がディレクターを務めていた頃の例としては、効果の高い 3 種類の避妊法は女性の間でHIV感染のリスクに有意差がないことを示したECHO試験や、産後出血の予防において熱安定性カルベトシンがオキシトシンと同等の安全性と効果があることを示したCHAMPION試験などがあります。

新型コロナに感染した女性と新生児の母体、妊娠、新生児の転帰を調査する現在進行中の研究は、HRPが世界的に重要な研究の計画、調整、実施支援を独自に行うことができることを示すものです。 HRPの活動は、知識を向上させ、医療サービスやシステムを強化し、人々の命を救い、改善するものです。

(注) 性と生殖に関する健康と権利 (SRHR) : Sexual and Reproductive Health and Rights

(注) 国連特別研究プログラム (HRP) : Special Programme of Research, Development and Research Training

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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