WHO西太平洋地域事務局WPROは、『西太平洋地域結核対策枠組み (2021 – 2030) 』を発表しました。
この枠組みの対象者は、結核の予防 ・ 管理 ・ ケアの推進に関心を持つすべての人々で、保健省 (結核 ・ 非結核) 、産業界、商業・教育・環境部門、社会科学、公共 ・ 民間部門の医療従事者、市民社会、結核の影響を受ける地域社会が含まれています。 このフレームワークは西太平洋地域のすべての国に適用されますが、優先順位は各国の結核の状況によります。
枠組みの目的は以下の通りです。
- 西太平洋地域における結核の進展を加速させ、各国の結核プログラムや技術パートナーが国家戦略計画や各国の保健計画を策定する際に不可欠なツールとすること。
- 保健システムとUHCを強化し、その活用を図ること。
- 人口動態、疫学、財政状況が変化する中、結核を終わらせる。
- 結核と医療システムにおける将来のイノベーションを紹介する。
- 様々なレベル、様々なセクターの政策立案者を対象とし、プログラムマネージャー、政策立案者、意思決定者が結核を取り巻く複雑さを理解し、幅広い、多部門にわたる一連の介入と政策を通じて結核対策を支援するための、示唆に富む提言文書および連携 ・ パートナーシップのツールとなること。