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WHOの新ガイドライン (公表予告) : HIV感染者におけるクリプトコックス症の治療をより簡便で安全なものに

クリプトコックス症 は、進行したHIV感染者における最も重要な日和見感染の1つであり、特にサハラ以南のアフリカにおいて、疾病、障害、死亡の大きな要因となっています。

WHOが作成した新しいガイドラインでは、HIV感染者におけるクリプトコックス髄膜炎の治療において、望ましい導入療法の一部として、リポソーマル ・ アムホテリシンBの高用量単回投与を強く推奨しています。

「2022年クリプトコックス病の診断、予防、管理のためのガイドライン」は、今後数週間のうちにオンラインで公開予定です。

クリプトコックス症は、クリプトコックス属真菌による感染症であり、日本国内でも健常者における侵襲性真菌感染症として最も頻度が高い。クリプトコックス属真菌は主に肺や皮膚から感染して病巣を形成する。肺クリプトコックス症が多いが、播種性感染症を起こすことがある。特に中枢神経系に播種して、脳髄膜炎を起こすことが多い。腎疾患、膠原病、悪性腫瘍、糖尿病やステロイド投与などがクリプトコックス症のリスク因子であり、ヒト免疫不全症候群ウイルス (HIV) 感染はクリプトコックス脳髄膜炎のハイリスクとなる (国立感染症研究所HPより)

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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