2022年 5月13日以降、サル痘ウイルスの流行地でない 12 の加盟国から、92 人のサル痘の患者がWHOに報告されています。
サル痘はウイルス性人獣共通感染症 (動物からヒトに感染するウイルス) であり、臨床的には重症化しないが、かつての天然痘患者に見られた症状に非常によく似ており、西アフリカ ・ クレードとコンゴ盆地 (中央アフリカ) ・ クレードの 2 つが確認されています。
サル痘という名前は、1958年にデンマークの研究所でサルにこのウイルスが最初に発見されたことに由来します。 1970年にコンゴ民主共和国の小児で確認されたのがヒトでの最初の症例で、ウイルスは、病変部、体液、呼吸器飛沫、寝具などの汚染物との密接な接触により、人から人へ感染します。
これまでのところ、報告された症例は、流行地域への旅行との関連は確認されていません。 現在入手可能な情報によれば、症例の多くは、プライマリーケアやセクシャル ・ ヘルス ・ クリニックで治療を受けている男性と性交渉を持つ男性 (MSM) の間で確認されていますが、それだけに限定されたものではありません。 状況は変化しており、WHOは、非伝染国でのサーベイランスが拡大するにつれて、より多くのサル痘の症例が確認される可能性があるとしています。
緊急の対策は、サル痘感染のリスクが最も高いと思われる人々に正確な情報を伝え、さらなる拡大を阻止することに重点を置くことです。 WHOはまた、最前線の医療従事者や清掃員などリスクのあるその他の医療従事者を保護するためのガイダンスを提供するよう努めています。 WHOは今後、より専門的な勧告を提供する予定です。