第 75 回世界保健総会において、事務局長から「よりよい健康のための行動科学イニシアチブ (新規構想) 」が報告されました。
この報告は、WHOにおける行動科学の利用を増大させるための取り組みをまとめたものです。 この分野でWHOが行っているいくつかの業務の概要と最新情報を提供し、今後行動科学をより適切に業務に統合して、WHOと加盟国がシナジー (相乗効果) を生み出す方法を概説しています。
行動科学の理論と介入は、過去 10 年間でますます公共政策に利用されるようになってきました。 WHO設立 75 周年が近づき、世界がこの 100 年で最も深刻なパンデミックから抜け出し、行動科学の分野が成熟して重要なデータや知見が得られるなか、国連と加盟国は、個人、コミュニティ、国、地域、世界レベルでインパクトを与えるための重要なツールとしてこの分野をさらに強化すべき時が来ています。