ストックホルム+50会議で発表されたWHOの新しいポリシーブリーフでは、「気候変動はメンタルヘルスとウエルビーイングに深刻なリスクをもたらす」結論付けられています。
この調査結果は、今年2月に発表された気候変動に関する政府間パネル (IPCC) の最近の報告書と一致しています。
このポリシーブリーフでは、各国政府が気候変動によるメンタルヘルスの影響に対処するための「 5 つの重要なアプローチ」を推奨しています。
1 ) 気候変動への配慮をメンタルヘルス ・ プログラムに統合する。
2 ) メンタルヘルス支援と気候変動対策を統合する。
3 ) 世界的なコミットメントを基礎とする。
4 ) 脆弱性を軽減するためのコミュニティベースのアプローチを開発する。
5 ) メンタルヘルスと心理社会的支援のために存在する大きな資金ギャップを解消する。
(備考) 1972年 6月にスウェーデンのストックホルムで、「かけがえのない地球 (ONLY ONE EARTH) 」をテーマとして国連として初めての人間環境会議が開催され、前文 7 項目と原則 26 項目から成る宣言が公表された。 今年は 50 周年にあたる。