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世界肝炎デー2022 : 肝炎医療を地域社会の身近なものに

「世界肝炎デー」は、肝臓に炎症を起こし、重症化や肝臓がんを引き起こすウイルス性肝炎への認識を高めるために、毎年 7月28日に制定されています。

現在、世界では、子どもたちが感染する原因不明の急性肝炎の新たな発生に直面しています。 WHOは、感染国の科学者や政策立案者とともに「既知の 5 種類のウイルス性肝炎ウイルスのいずれにも属さない」この感染症の原因究明に取り組んでいます。 また、世界的な取り組みとして、B型、C型、D型肝炎の根絶にも優先的に取り組んでいます。 急性ウイルス性肝炎とは異なり、これら 3 つの感染症は数十年続く慢性肝炎を引き起こし、肝硬変や肝臓がんによる年間 100 万人以上の死亡に至ります。 肝炎による死亡の 95 % 以上は、この3種類の慢性肝炎の感染によるものです。

2022年の世界肝炎デーに際して、WHOは、どのようなタイプの肝炎であっても、人々が治療やケアにアクセスしやすくなるように、それらの肝炎ケアが一次医療施設やコミュニティの近で受けられる必要性を強調しています。

  • B型およびC型肝炎の感染による死亡者数は年間 110 万人
  • 940 万人がC型肝炎ウイルス感染症の治療を受けている
  • B型肝炎ウイルスに慢性感染している人のうち 10 % が診断され、そのうち 22 % が治療を受けています。
  • 全世界で 42 % の子どもたちが、出生時にB型肝炎ワクチンを接種

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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