WHO最新ニュース

HIVへの対応が脅かされている – 新たな数字 –

HIVは2021年に 150 万人の新規感染が発生し、世界目標を 100 万人以上も上回るなど、HIVに対する世界的な対応は頓挫し、行き詰っています。 また、新たに発表された数字によると、65 万人がHIV関連の原因で死亡する一方、HIV治療を受けている人の数は2021年に過去 10 年以上よりもゆっくりと増加したことが示されています。

WHOグローバルHIV ・ 肝炎 ・ 性感染症プログラムディレクターのメグ ・ ドハティ博士は、第 24 回国際エイズ会議の前夜に、以下の呼びかけを行いました。

「私たちは今、緊急に行動を起こし、目標への完全な再挑戦をする必要があります。 新たな感染とHIVに関連する死亡は断じて容認できず、また予防可能なのです。 私たちはAIDSを終わらせるために必要なすべての手段を持っていますが、まだ治療を開始していない人が 1000 万人おり、子供と大人の間のHIV治療率の差は縮まるどころか拡大しています。」

WHOはこの会議で、最新の科学的 ・ 規範的研究を共有することを計画しており、新しいガイドラインの発表、2022年から2030年までのHIV、ウイルス性肝炎、性感染症に関する新しい世界保健セクター戦略の紹介、子どものエイズ撲滅に関するユニセフ ・ UNAIDS ・ WHO合同の新しいイニシアティブの立ち上げを行う予定です。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

国連合同エイズ計画 (UNAIDS) の新しい報告書『In Danger: UNAIDS Global AIDS Update 2022』は下記のウエブサイトをご覧ください。

WHOインターンシップ支援
メールマガジン登録

刊行物(目で見るWHO)
賛助会員募集中