8月 1 ～ 7日は世界母乳育児週間です。 今年のテーマは「母乳育児支援のステップアップ Step up for breastfeeding」です。
ユニセフとWHOは、各国政府に対し、特に緊急事態に暮らす最も脆弱な家庭のために、母乳育児政策とプログラムを保護、促進、支援するための資源を増やすよう呼びかけています。
母乳育児は、乳幼児にとって安全で栄養価の高い、利用しやすい食料源を保証するものです。 母乳育児は、病気や、消耗症を含むあらゆる形態の子どもの栄養失調に対する強力な防御策となります。
また、母乳育児は赤ちゃんにとって最初のワクチンとなり、一般的な小児疾患から子どもを守ることができます。
しかし、緊急事態の現場で母親が経験する精神的苦痛、肉体的疲労、スペースやプライバシーの欠如、不衛生な環境は、多くの赤ちゃんが母乳の恩恵を受けられず、それは生き延びることができないことを意味しています。
生後 1 時間以内に母乳を与えられる新生児は全体の半数以下であり、病気や死に直面しやすい状態になっています。 また、生後 6 カ月に母乳だけで育っている乳幼児はわずか 44 % で、2025年までに 50 % にするという世界保健総会の目標には届きません。
母乳育児を保護、促進、支援することは、究極の自然で持続可能な第一の食糧システムである地球を守るためだけでなく、何百万人もの乳児の生存、成長、発達のために、これまで以上に重要なことです。
そのため、ユニセフとWHOは、政府、ドナー、市民社会、民間企業に対し、以下の取り組みを強化するよう呼びかけています。
