8月12日は、国連が定めた「国際青少年デー」です。
エイジズム (年齢に対する偏見 : ある物事に対し「若いのに」とか「年老いているくせに」という偏見) は、健康、人権、開発における陰湿でしばしば対処されない問題であり、世界中の高齢者と若者に影響を及ぼしています。
WHOはエイジズムと闘い、若者を単に受け手としてではなく、パートナーとして活動に参加させるよう努力し、過去 10 年間、WHOはさまざまなプログラムやイニシアティブにおいて、若者たちとの強い関わりを築いてきました。
25 年前、WHOの部局の中で思春期の健康に取り組んでいたのはほんの一握りでした。 現在では、15 以上の部局が青少年に影響を与えるグローバルな健康問題の解決策を考案し、その推進に携わり、青少年と一緒に取り組んでいます。 これには、メンタルヘルス、HIV / AIDS、結核への取り組みに青少年や若者を参加させる取り組みが含まれます。 最近では、月経の健康や環境衛生の促進、非感染性疾患 (NCD) の予防、青年が自分の健康を管理できるようにするためのセルフケアの促進にまで広がっています。
2022年 1月、WHOは思春期の健康に関する国連の活動に関する最初の報告書「明るく健康的な未来のために働く」を発表しました。 この報告書は、研究の優先順位の設定、規範や基準の策定支援、注目と投資のための提唱、国レベルの行動の支援、これらすべてにおける有意義な関与のための能力開発など、思春期の健康に関するさまざまな問題やアプローチを網羅しています。
WHOが2017年に発表した「思春期の健康のためのグローバル加速行動 (AA – HA ! ) : 国の実施を支援するガイダンス」は、政策対話に若者を参加させ、国の思春期の健康戦略の策定における主要なステークホルダーとして、大きな役割を果たしました。 その第 2 版は、母子保健パートナーシップ (PMNCH) が主催する2023年10月の「思春期のためのグローバルフォーラム」で発表される予定です。
青少年のウェルビーイングの優先順位を上げ、彼らに関わるすべての問題に青少年を有意義に関与させ、世代間の連帯を育むことによって、私たちは共に「すべての時代のための世界」を作ることができるのです。