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4,000 万人の子どもたちが、はしかの脅威にさらされている

麻疹は最も感染力の強いヒトのウイルスの一つですが、予防接種によってほぼ完全に防ぐことができます。 地域社会を守り、麻疹撲滅を達成 ・ 維持するためには、麻疹ワクチンを含む 2 回接種の 95 % 以上のカバー率が集団免疫を作るために必要です。 世界ではそれを大きく下回っており、1 回目の麻疹含有ワクチン接種を受けた子どもは 81 % 、2 回目の麻疹含有ワクチン接種を受けた子どもは 71 % に過ぎません。

CDCとWHOは、世界、地域、国、地方レベルのすべてのパートナーが協調して協力し、過去 2 年間に予防接種を受けられなかった子どもを含め、すべての無防備な子どもを発見して予防接種する努力を優先させるよう要請しています。

2021年、世界では麻疹の患者数は 900 万人、死亡者数は 12 万 8000 人と推定されており、22 カ国が大規模な発生を経験しました。 麻疹は世界のどの地域でも差し迫った脅威です。

しかし、麻疹ワクチン接種率はCOVID-19の流行開始以来、それまでにもまして着実に低下しています。 2021年には、過去最高の約 4000 万人の子どもたちが麻疹ワクチンの接種を受けられませんでした。 2500 万人の子どもたちが初回接種を受けられず、さらに 1470 万人の子どもたちが 2 回目の接種を受けられなかったことが、世界保健機関 (WHO) と米国疾病対策予防センター (CDC) の共同発表で報告されており、ワクチン接種率減少は、何百万人もの子どもたちが感染の可能性を残しています。

記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。

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