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ウクライナの冬 : 人々の健康を人質とすることはできない (WHO欧州地域事務局長声明)

キーウ (キエフ) を訪問したWHOのハンス ・ クルーゲ欧州地域事務局長は「医療制度とウクライナ国民の健康がこれ以上損なわれる前に、この戦争は終わらせなければならない」など、以下の声明を発表。

  • ロシアのウクライナ侵略により攻撃を受けた医療施設は 703 件に上り、「第2次大戦後の欧州で、医療機関に対する最大規模の攻撃だ」。
  • ウクライナのエネルギーインフラの半分が損傷または破壊されており、すでに医療制度や人々の健康に打撃を与えている。
  • 保健医療とエネルギーインフラへの攻撃が続いているため、何百もの病院や医療施設が、基本的なニーズを満たすための燃料、水、電気が足りず、もはや完全に機能しない状態になっている。
  • 現在、人口の 4 分の 1 に当たる 1000 万人が停電している。 寒さは命を奪う。
  • ドネツクの 17,000 人のHIV患者の生命を維持するのに重要な抗レトロウイルス薬をまもなく使い果たす。 新たに奪還された地域と占領された地域すべてに、緊急に人道的な保健回廊を設けることを求める。 WHOと私たちのパートナーは、すぐにでも対処できる態勢を整えている。
  • 人々の健康上のニーズに応えるため、緊急の人道的アクセスを許可するよう、両当事者に繰り返し要請する。 医療へのアクセスを人質に取ることはできない。

記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。

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