WHOは、健康上の緊急事態に直面している世界中の何百万人もの人々に支援を提供するため、25 億 4 千万米ドルの2023年健康緊急事態アピールを開始します。 人道的支援を必要とする人々の数は、2022年と比較してほぼ 4 分の 1 増加し、過去最高の 3 億 3,900 万人となりました。
現在、WHOは、パキスタンの洪水やサヘル全域および大アフリカの角における食糧不安など気候変動に関連する災害、ウクライナの戦争、イエメン、アフガニスタン、シリア、エチオピア北部での紛争による健康影響など、これまでにない数の交差する健康緊急事態に対応しており、これらの緊急事態はすべて、COVID-19パンデミックやはしか、コレラなどの発生による保健システムの混乱に重なり合うものです。
テドロス事務局長は、「かつてないほど多くの人々が病気や飢餓の危機に直面し、今すぐ助けを必要としています。 世界は、このような危機が自然に解決されることを期待して、目をそらすことはできません。 寄付者の皆様には、WHOが人命を救い、国内および国境を越えた病気の蔓延を防ぎ、コミュニティの再建を支援するために、寛大なご支援をお願いします」と述べています。
WHOは現在、世界中で 54 件のワンヘルス危機に対応していますが、そのうち 11 件はWHOの最高レベルの緊急事態であるグレード 3 に分類され、組織の 3 つのレベルすべてでの対応が必要とされています。
2022年、WHOは医薬品、その他の物資、医師やその他ヘルスワーカーのトレーニング、ワクチン、疾病監視の強化、移動診療所、メンタルヘルス支援、妊産婦健康相談など、多くの支援を提供しました。WHOは、健康、生命、生活を守るために、費用対効果が高く、インパクトのある対応を行っています。 WHOに 1 米ドル投資するごとに、少なくとも 35 米ドルの投資収益率を生み出しています。
記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。
https://www.who.int/emergencies/funding/outbreak-and-crisis-response-appeal/2023