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患者安全に関するモントルー憲章

スイスのモントルーで 2月23 – 24日、”Less Harm, Better Care – from Resolution to Implementation “をスローガンに、第 5 回 患者安全に関する世界閣僚級サミットが開催され、「患者安全に関するモントルー憲章」を承認し、閉幕しました。

モントルー患者安全憲章は、ヘルスケアにおける患者被害が緊急の公衆衛生問題であり、あらゆる所得環境と地域の国々に関連し、世界共通の課題であることを再確認し、患者安全をグローバルな公衆衛生の優先事項として扱い、COVID-19パンデミックから学んだ教訓を基に、パートナーシップ、協力、相互学習を深め、患者とその家族を巻き込むなど、患者安全の実施格差を縮小するための各国の行動を明らかにしています。 また、同憲章では、投薬の安全性、安全な手術、感染予防と制御、抗菌剤耐性など、患者安全のための優先事項の設定も促されています。

WHOのテドロス事務局長は会合での演説で、各国保健閣僚に対し「ユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジと健康安全保障へのコミットメントの一環として患者安全への投資を行うこと、安全文化の構築と報告 ・ 学習システムの強化、医療従事者の支援と能力強化、データシステムの強化、患者 ・ 家族のケアへの参画」を促しました。

また、2023年の世界患者安全の日のテーマを「Engaging patients for patient safety」とすることを発表しました。

詳細は以下のWHOのウエブサイトをご覧ください

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