SARS-CoV-2は進化を続けています。
WHOは、Covid-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2の変種の定義とその追跡システムを更新し、現在の世界の変種の状況によりよく対応し、流通しているオミクロン変異株を独立して評価し、必要に応じて新しい変種をより明確に分類するようにしました。
COVID-19パンデミックが始まって以来、複数の懸念される変異株 (VOC) と注目すべき変異株 (VOI) が、先行する変異株の拡大や置き換えの可能性、流通量の増加による新しい波の発生、公衆衛生活動の調整の必要性の評価に基づいて、WHOによって指定されています。
従来のシステムでは、すべてのオミクロン亜系をオミクロンVOCの一部として分類していたため、表現型が変化した新しい子孫系統をオミクロン親系統 (BA.1, BA.2, BA.4 / BA.5) と比較するのに必要な定義がありませんでした。そこで、2023年 3月15日から、WHOのバリアント追跡システムでは、オミクロン亜系を独立させて、モニタリング中のバリアント (VUM) 、VOI、VOCとして分類することを検討することにしました。
WHOはまたVOCsとVOIの定義も更新。具体的にし、公衆衛生上の介入が必要なSARS-CoV-2の進化の主要なステップを含めます。
更新された定義については、WHOのバリアントトラッキングのウェブサイト (下記) をご覧ください。