世界保健統計 2023 に記載されたWHO西太平洋地域の概要は以下の通りで、平均寿命は延びたものの、多くの面で対応が求められています。
- 西太平洋地域での平均寿命の改善は大きく、1950年の 44.6 歳から2019年の 82.4 歳まで 37.8 歳増加し、WHOの全地域で最も高齢。
- 2019年の西太平洋地域の全死亡者のうち約 87 % が非感染性疾患 (NCDs) によるもの。
- 西太平洋地域のタバコの使用率は、20 年間で 11.8 % の減少にとどまり、最も遅い進捗。
- 世界では、その年の全死亡者の 2.5 % に相当する死亡が、安全な水、トイレ、衛生 (WASH) があれば防ぐことができたが、西太平洋地域とヨーロッパ地域は、WASHの欠如による死亡が最も少なかった。
- 西太平洋地域の高血圧の年齢標準化有病率は 28.3 % と最も低い水準。
- WHO西太平洋地域は、2023年 3月11日までのCovid-19に起因する世界全体の死亡者数 690 万人のうち 6 % 弱を占めている。