髄膜炎は依然として公衆衛生上の重要な問題であり、毎年 25 万人が死亡し、罹患者の 5 人に 1 人が長期にわたる破壊的な後遺症を残しています。
WHOは世界のパートナーや専門家とともに、2030年までに髄膜炎を撲滅するためのビジョンとロードマップを定めた世界戦略の策定でリーダーシップを発揮し、この髄膜炎に関するグローバルロードマップは、第73回世界保健総会で承認されました。
ロードマップのビジョンは、「髄膜炎のない世界へ」です。 ロードマップには 3 つのビジョン目標があり、
i ) 細菌性髄膜炎の流行をなくす
ii ) ワクチンで予防可能な細菌性髄膜炎の患者数を 50 % 、死亡数を 70 % 減らす
iii ) あらゆる原因の髄膜炎後の障害を減らし生活の質を向上させる
となっており、このガイドラインは髄膜炎およびその後遺症を持つ人々の発見、モニタリング、管理における診断、治療、ケアについて、エビデンスに基づくWHOのガイダンスを提供します。