この指針の目的は、各国政府、特に農業 ・ 保健当局にこの問題を伝え、WHOの自殺予防の勧告とガイドラインに沿った、農薬自殺を防ぐための規制を活用するためのベストプラクティスを提供することです。
特に中低所得国 (LMICs) 向けに、農薬による自殺を防ぐために規制を活用する際のベストプラクティスについて、関連するステークホルダーと協力する際の指針を示すものです。
本書は「危険性の高い農薬に関するガイドライン (FAO / WHO、2016年) 」を基礎とし、2019年のWHO / FAOの出版物「自殺の防止 : 農薬登録者と規制当局のための資料」を技術的に補完するもので、WHOの自殺予防戦略、メンタルヘルスに対する費用対効果の高い介入策に関する勧告、およびこれらの勧告の裏付けとなるエビデンスと一致したものとなっています。