すべての人は、到達可能な最高水準の健康を享受する基本的権利を持っています。 しかし、持続可能な開発目標に向けたアジェンダの中間点において、何十億という人々が必要不可欠な保健サービスを利用できないでいます。
約 9,000 万人の避難民がおり、社会経済発展のあらゆるレベルの国々で、保健医療従事者が恒常的に不足しています。 この課題に対処するために、保健システムには革新的な戦略が切実に求められています。
セルフケア介入へのアクセスを改善することは、医療従事者や介護従事者の監視のもとで、人々が自分自身の健康管理により関与できるようにするための戦略のひとつで、健康とウエルビーイングのためのセルフケア介入に関するWHOのガイドラインは、セルフケア介入がユニバーサルヘルスカバレッジに到達するための重要な道筋を概説しています。 セルフケア介入は、健康増進、診断、疾病と傷害の予防、管理、ケアに及びます。 多くの場合、セルフケア介入は、訓練を受けた保健ワーカーの支援や監督を受けながら、自分自身の健康管理を改善するために安全に実施することができます。
本書は、エビデンスベースを統合し、健康と福祉のためのセルフケア介入に関するWHOガイドラインをセルフケア能力フレームワークに翻訳したもので、以下の 3 部構成となっています。
詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。
第 1 巻 : 人びとのセルフケアをサポートする医療 ・ 介護従事者のグローバルな能力基準