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世界母乳育児週間 (ユニセフ、WHO共同声明)

8月 1日からの世界母乳育児週間に際し、ユニセフ (国連児童基金) 事務局長と、WHO事務局長は以下の共同声明を発表しました。

1 ) 今年の世界母乳育児週間のテーマは「働きながら母乳育児を続けられる社会へ」です。
ユニセフとWHOは、世界的な母乳育児率の進歩を維持 ・ 向上させるために、すべての職場においてすべての職場において母乳育児への支援を拡充する必要があると訴えています。

2 ) 母乳育児率は世界平均48%
過去 10 年間で、母乳育児の普及率は顕著に 10 ポイント上昇し、世界全体で 48 % に達しました。 しかし、2030年の世界目標である 70 % を達成するためには、女性や家族が母乳育児の目標を達成するために直面する障壁に対処しなければなりません。 そのためには職場での支援体制が鍵となります。

3 ) 職場での母乳育児支援が必須
母乳育児は、子どもが生まれて間もない時期から、子どもの生存と発育にかかわる究極の方法です。 母乳育児は、一般的な感染症から赤ちゃんを守り、子どもの免疫システムを高め、子どもが潜在能力を最大限に発揮して成長 ・ 発達するために必要な主要栄養素を提供します。 母乳で育てていない赤ちゃんは、母乳だけで育てている赤ちゃんに比べて、1 歳の誕生日を迎える前に死亡する確率が 14 倍高くなります。 このエビデンスから、ユニセフとWHOは、政府、ドナー、市民社会、民間企業に対し、母乳育児を支援するための取り組みを強化するよう呼びかけています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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