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患者安全の権利に関する新憲章に合意

WHOが主催した患者安全と患者参加に関する世界会議は、昨日、幅広い利害関係者の合意を得て、史上初の患者安全権利憲章を採択し、閉幕しました。 この憲章は、ヘルスケアの安全性に関するすべての患者の基本的権利を概説し、各国政府やその他の関係者が患者の声を聞き、安全なヘルスケアを受ける権利が守られるよう支援することを目的としています。

患者安全は、「まず、危害を加えないこと!」というヘルスケアの原則に基づく倫理的 ・ 道徳的要請であり、質の高いヘルスケアシステムを確保し、ユニバーサルヘルスカバレッジを達成するための取り組みの中心にあります。

しかし、患者の 10 人に 1 人がヘルスケア施設で危害を経験していると推定され、毎年、安全でないヘルスケアによって世界で 300 万人以上が死亡しています。

会議は 9月12 – 13日にジュネーブのWHO本部とオンラインで開催され、WHOの全 6 地域から患者擁護者や患者団体の代表を含む 2,300 人以上が参加し、より安全な健康システムへのグローバルなコミットメントを大きく前進させる「患者安全の権利憲章」の策定に積極的な役割を果たしました。

この憲章は、世界患者安全の日 2023 を記念する活動の一環として公開される予定です。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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