2022年には、約 730 万人の子どもたちが重度の急性栄養不良 (SAM) の治療を受けました。治療率は向上していますが、最も深刻な影響を受けている多くの国々では、SAMの子どもたちが回復するために必要なケアを十分に受けることができないのが現状です。
WHOは、5 歳未満児の急性消耗症に対するグローバルな闘いを推進するため、急性消耗症の予防と管理に関する新ガイドラインを発表しました。 世界中で何百万人もの子どもたちが苦しんでいる急性栄養不良という根強い世界的問題への重要で画期的な対応です。
本ガイドラインの主な提言は以下の通り。
- 子ども中心のアプローチと、母親と乳幼児を相互依存のペアとしてケアする。
- 母乳育児と栄養価の高い家庭食へのアクセスは、予防と管理の両面で重要な要素である。
- 地域医療従事者は、急性栄養不良の子どもたちにエビデンスに基づいたヘルスケアを提供する上で重要な役割をもつ。