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「違法タバコ取引と闘う世界会議」、断固たる行動で閉幕

第 3 回 締約国会議は各国政府に対し、たばこ産業とその利益を促進しようとする者たちによる「不法取引を排除する努力を台無しにする絶え間ないキャンペーン」に警戒するよう呼びかける『パナマ宣言』を採択しました。

たばこ製品不正取引は世界のたばこ貿易総額の約 11 % を占めており、これをなくせば世界の税収は年間 474 億米ドル増加すると推定されます。

健康に害を及ぼし、各国政府から公衆衛生への取り組みを支える税収を奪う「タバコ製品の不正取引」と闘うため「タバコ製品の不正取引撤廃議定書 第 3 回 締約国会議 (MOP3) 」は決定的な行動をとり、2月15日、閉幕しました。

パナマ宣言は、タバコ製品の不法取引を防止し、撲滅するための効果的な行動の必要性を強調し、そのためには、たばこ、たばこ製品、たばこ製造機器の不法取引のあらゆる側面に対する包括的な国際的アプローチと緊密な協力が必要であるとしました。

(備考) WHOのFCTC事務局 : 2007年に設立された条約事務局は、WHOたばこ規制枠組条約 (WHO FCTC) とたばこ製品の不正取引を排除するための議定書 (議定書) の両方の事務局を務めています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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